なっちへの返事

昼間になっちのフォトエッセイ『陽光』をあっさり読破して
以降も暇だったので、続けて繰り返し読んでみた
幾つかジックリ話してみたいようなポイントがあった
なっちが心情を吐露するのであれば私もそうしよう
106〜108で書かれている『流れ』と云う項
前半の話は先日の二人ゴトでも話していた事、ポイントは後半

流れが気になるように、なっち、すごく人を見るというか、敏感なんです。
ただ仕事を与えられてるからやってるんだ、って言う人がすごく分かるんです。
だからそう云う人に出会うと聞きたくなるんです。
『なんでこの仕事をやってるんですか?』とか。
駄目かもしれないけど、すごい疑問に思うんですよ。

これ、私の事言ってるのか、と一瞬思ったね
駄目なんて事は無い、存分に聞いてくれ、幾らでも答えよう
私が働く理由は一つ、、サラリーである
自分のやりたい事をやりたいようにする為にはお金が必要なわけだ
それを得る為に働く、その仕事に好き嫌いの頓着は不要
当然やりたい事をやってお金になるならそれで良い、そう云う仕事もあるだろう
しかし、そんな仕事を選べる人間は少ない
仕事=生き甲斐なんてのは私に言わせれば絵空事でしかない
『仕事にやり甲斐を持て』とよく言われる、そんなものは必要ない
そんなものが無くても私は働ける、自分の出来る仕事を出来るだけする、それ以上はしない

それとは逆に自分の仕事に、まっすぐにこだわりを持ってやってる人もいるんですよ。
真っ直ぐにやってる人、汗だくになってやって、熱いものを感じる人って言うのは
ものすごくかっこいいですよね。

与えられた仕事をやってのけるだけの人は汗をかかないとでも?
まっすぐに仕事して無いとでも?
確かに、仕事中に本読んだり、CD買いに行ったりはしてる私だけれど
仕事は仕事としてやっている、汗もかいている
別にやりたくも無い詰まらない仕事だって、それをしなければお金にならないのだよ
ならばやるしかないんだ、そこに拘りなんて必ずしも必要じゃない
『ナニサマだよ!』なんて思わないけれど、最下級戦士の仕事の在り方ってのを理解していないんじゃないかと思う
みんながみんな、そんなに自分の仕事に熱くなれるわけはない
でも、多くの人は幾らかの不満、物足りなさを覚えながらも生きてく為に働いてるのだ
それを感じたままに熱い人とか、そうじゃない人って別けるのは如何なものかと思う
確かに流れは大事だろう
その流れを読み取る力も大事なんだ
だから流れの中の一部を抜き出されても、そこから全体の流れを想像し把握できるように成らなければ駄目
ちゃんと話して欲しいと思うのもいいが、流れは教えてもらうものじゃない、読むものだ!
流れが気になるというならば、その流れを読む能力も磨くべきである
常に全ての事柄の説明をしてもらえるとは限らない
そう云う能力に欠ける人もいよう、それで悲しくなんかなってちゃ駄目
悲しくなる暇が在ったら先を後を読め
全ての人が出来る人じゃないんだから、出来ない人をも包み込む大きな器を持って欲しい