日刊スポーツ関東版7/26芸能面コラム

高田文夫の娯楽極楽お道楽

かつて『ひょうきん族』などで新しい笑いをリードしたフジテレビが初心に帰って『楽しくなければテレビじゃないじゃ〜〜〜ん』をテーマに、中居正広とナイナイでお笑いだけを目いっぱい詰め込んだ27時間テレビを若いスタッフで製作。スタートからすっかり見入ってしまった。私もその昔、たけし&さんまなどで何年か携わってきたが、この歳になって見る側になっても正直楽しめた。
各コーナーキチンと計算、知恵、工夫、演出が散りばめられ、生放送ならではのハラハラ感を見事表現。みのもんたをパロる岡村の『クイズマジオネア』では普段決していじられることのないロンブー淳をひっかけてみたり、『笑わず嫌い王』ではとんねるずがネタを披露。
お約束、深夜の『さんま・中居』の生トークでは、今年もさんまがお笑い怪獣ぶりを発揮。さんまのしゃべりこそ、テレビの中における芸なのだと再確認。そして助っ人として出たSMAPの底力と、テレ朝の『スマステ』との同時多発エンタを成功させたジャニーズ事務所のすご腕ぶりをみせつけられた熱き一夜。

文夫ちゃん最大級の評価です