結論

■楽曲部門

  • 1位 晴れ雨のちスキ(安倍Ver) 4.5pt

「晴れ雨のちスキ」は去年の歌である
なっちがアルバムの中でさくら組からのカヴァと言う形で今年の登録にもなったのだが
どうしても推したかったので1位とします
この曲はさくら組、延いてはモーニング娘。への高見の啓示
「ここまで駆け上がって来い!」とのなっちからのメッセージ
それを思って聴くと、曲単体が最初から持っている良さに
なっちの心がCDを通してでも感じる事が出来る
更には、なっち自身の心意気もまた強く感じる事が出来る
そう云う曲だからこそ、敢えて去年の曲であり、アルバムの曲でありながらも
シングル曲とは在る意味別格として1位に挙げてみる事にしました

リアルタイムでは明らかに恋のテレフォンGOALを絶賛していた私では在るが
これは単純に曲としての私の好みでこの順位の差となった
どちらも好きである、どっちのなっちも好きである
世間的に言えば「バカっぽい曲」とされながらも
底抜けに明るい恋のテレフォンGOALこそなっちの真髄と取られているが
果たしてそうなんだろうかと改めて考えてみた
恋のテレフォンGOALにおけるなっちはパブリックイメージのなっちであろう
明るく満面の笑みを浮かべた究極の童顔、まさになっちのイメージ通りだろう
対し、だって生きてかなくちゃはパブリックイメージからは外れた陰の在る詩
しかしどうだろ

だって 生きてかなくちゃ
そうよ みんな必死なんだから
あきらめるくらい 簡単だから

この歌詞をそれこそ必死な表情で歌うなっち
あれこそがシンガーなっちの真の姿じゃないだろうか
私は今回恋のテレフォンGOALと並べて聴いていて改めてそう思った
確かに恋のテレフォンGOALを軽快に明るく歌うなっちもまた真なりとは思うけれど
なっちの本来目指し、求めている方向は
だって生きてかなくちゃ」の方を突き詰めていった方に在ると思う
そう云う意味で私は曲自体のテンポの好みプラス
なっちの真の部分と言う事を自分なりに再評価してこちらを上位に取った

  • 3位 恋のテレフォンGOAL 2pt

あの陽気ななっちを否定する理由はない
あれもまたなっちの真の姿であるには違いない
底抜けに明るく底抜けに笑う
心の底から楽しくしてくれる、それがなっちなのである

  • 4位 愛あらば IT'S ALL RIGHT 0.5pt

なっちの娘。最後の曲と言う位置づけのこの曲
しかし、そこには際立ったなっちの扱いは無かった
それで良い、あの時点で既になっちは娘。を一歩踏み出していた
その状況下に在ってあからさまな卒業ソングは要らなかった
ただ皆で愛溢れる歌を歌う姿を見せてくれれば良かった
また、なっちが抜け、その後を辻が、更には辻が抜けた後吉澤がと
娘。に置ける継承の縮図を表した楽曲となった事も選抜に価した処

  • 5位 ラッキーチャチャチャ 0.5pt

非常に迷う所であったが、楽曲+αと言う事でこの曲の選抜となった
+αは勿論ブレーメンである
今年第一四半期を駆け抜けたNHKドラマ『ミニモニでブレーメンの音楽隊』
あれほど土曜の夜が楽しみで仕方ない時期は無かった
第二四半期のなっちのドラマとは全く違った高揚感を以って3ヶ月過ごした
毎週次回予告と共に流れるこの曲が僅か30分足らずのドラマをもっと見たいと言う気に掻き立てた
曲単体としても、路線変更を見せていた中で原点回帰とも言える楽しい曲調
感想明けあいぼんの『ラッキー』&ネコ手は正直道重や田中の猫とは格が違うんだと思わせるものであった

■PV部門
1位 さくら満開(撫子Ver) 5pt
断然のぶっ千切りである
あの曲のバックで繰り広げられる凡そ曲とは関係性の薄い映像郡
そこにあの曲の空想の余地を感じさせる
あれを見てただ見流すのではなく空想する
あの世界を邂逅する時間の楽しかった事と言ったら今でもハッキリ覚えている
あの女の子達の集まりは何なのか
高橋だけピアスをしているのはどうしてなのか
それらを自分の中だけで通用するストーリーを立てて解釈する
それをさせただけでであのPVは最強なのである

2位 かわいい彼 0.5pt
これも空想モノと言って良いだろう
ドラマ仕立てで作られたストーリーを感じる作品
これだけPVが普通に販売される中であってはそこにただのプロモーションでは無い何かが必要
その部分をストーリー仕立てと言う工夫でクリアして来た所が良い

3位 だって生きてかなくちゃ 0.5pt
一人二役のなっち
歌っている自分とそれを見ている自分
なっちに在る二面性を感じさせる
どっちが本当の彼女なのか、恐らくどちらも彼女自身に違いない
あの二面性が両立して初めてなっちの際立った魅力となって存在する
笑顔の無い映像ではあるものの、その奥に心の笑顔を感じる事が出来る
また感じなければいけない作品でもある

推しメン部門




安倍なつみ




これに説明は必要ない
私はなっちが大スキなのである、それだけ