振り子理論

仕事しろと言う声を遮って・・・


野球界に限らずスイング系の競技指導に古くから伝わる言葉

前に壁を作れ

これ実際のところどれほどの指導者がその意味を理解して指導していたか
この『壁を作れ』と言うのはつまり、スイング系の競技におけるポイント
野球で言えばバット、もしくは投手なら腕を如何にスピード0からトップスピードに持って行くかを考えた時の加速法
その加速方法を『2重振り子による2段加速』を採用し、表現する為に用いられる言葉
2重振り子による2段加速とは、振り子のふり幅を考えた時
左右に触れる振り子は抵抗を考えない時、常に同じ高さまで左右に振れる
そこに支点より下方にもう1つ支点を入れてやると振り子は同じ高さまで行く為に
通常よりも加速すると言う原理

この2段加速ってのは確実な加速を得られるものではあるが
それを人体に採用するという事は、つまりスムーズな旋回を行っていた体に急激なブレーキをかけ
体が停まるのに対しそのまま進もうとする旋回物を加速させると言うこと
一部運動生理学の間ではこれは余り好ましい方法ではないであろうと認められ
近年それに変る指導方法が確立されつつある
それが一昨年プロ野球Tが優勝した際話題になった

うねり打法

であったりするわけである」
うねり、まぁ概略すると螺旋の伝導を利用した力の伝達方法
力の伝達方法を究極にスムーズに行い、下半身からの力をロス無く上半身に伝え
スイングスピードとそこに篭めしパワーを最大限に発揮させると言う方法
今のプロ野球においては『壁を作って』なんて言ってる指導者は勉強不足か時代遅れ
解説なんかでもそんな事を言ってる解説者が居たら笑ってやりましょう
まぁそんな事言ってるから現場に呼ばれず、解説者してるんですけどね・・・