戦力外
G後藤、元木両選手に戦力外が告知された
正直ショックである
両選手とも両極端なイメージでG選手らしからぬ雰囲気を持った選手
後藤は愚直なまでの野球好き、彼の名言に
『金いらねぇから野球やらせてくれ』
なんてのが在った、好調であってもレギュラーになりきれず
試合に出たり出なかったりを繰り返す自分へのハッパ
野球が大好きで、更にはGが大好きな後藤
足の怪我もある事から現役に拘りは在るかも知れないがこのまま引退の方向だろう
元木は世に知られる『曲者』
長嶋終身名誉監督由来の異名だが
彼独特の相手の先を読んで自らを読ませないプレイスタイルを端的に表しているものだろう
後藤とは対照的に表面上はどこかチャラけた感じでいるものの
彼の魅せる野球は見えない努力の裏付けが在ってこそのものであることは
少し野球を知ってる人なら解るところ、彼のプレイの端々に頭の良さを感じるのである
その頭の良さが時に『ズルさ』と捕らえられることも多かった
代表例は『隠し球』記憶にある限り、プロ実質10年そこそこで2度決めているし*1
高校野球でもやってるんだから筋金入りである
実際のところ隠し球はやった方が非難される事が多いのだが
本質的にはやられた方が恥ずかしい、完全な注意散漫なのだからね
まだ33歳で先は望めると思うのだが
高卒でDH*2に1位指名されながらも拒否し1年浪人してまで入ったG
戦力外はつまり引退という事になるのかもしれない
そのキャラクターを以ってして引退後の道は引く手数多だろうが
惜しい選手であるように思わなくも無い
