携帯ゲーム機の特性

先日FF2(PSP)をやっていて思ったコト
電車などでの移動時間を有効に使えるという意味で
PSP他現在充実の携帯ゲーム機は優秀だと思っていた
実際、社会人になってから学生時代から考えればウィークデイにゲームをやる時間が減っていた
これまでもGBなど携帯ゲーム機は在った、携帯電話も携帯ゲーム機の体をなしていた
しかし、それは飽くまでも『携帯機用のゲーム』であって
部屋のテレビでやっているゲーム、PCでやっているゲームとは別のものだった
ところが、昨今のPSP、DSのゲームはPSPを例に取れば
下手なブラウン管よりも優秀な液晶画面で美麗な映像を以って
1,2世代前の据え置きゲーム機のゲームが遊べる
冒頭のFF2もその一例、私の所有で言えば鉄拳、ダビスタなども同様
ただやってみて思うに
鉄拳のようなアーケイド移植のゲームは携帯ゲーム機にUI的にジャストフィットする
ところがFFやダビスタは遊ぶことは可能だけれど、ジャストかと言うとそうじゃない気がする
極論するとPSPにおいて爆発的にヒットしているモンハンもジャストじゃないと思う
後者は自宅自室でやる事でジャストフィットする事にはなると思うけれど
携帯ゲーム機の特性たる電車等の移動中でのプレイには完全にはフィットしない
なぜか
それは攻略本の存在だと思う
当然そんなものは無くともゲームを楽しむことは出来る、また鉄拳などにも攻略本はある
でも鉄拳は攻略本を観なくても戦えるし上手くなれる
攻略本の多くのページを割く事になる技コマンドも殆どがゲーム内に収納されている
ただそれがFFだとそうも行かない
クリアだけが目的であれば問題ないけれど、アイテムを隈なくとって行きたかったりすると
ほんの手助けなしにはなかなか難しい
また移動時間にやる事を考えるとそこにはある程度の時間制限がつく
使える時間を有効に使おうと考えた時、実は攻略本が凄く役に立つことになる
ある程度時間に余裕を持ってやれる自室でのプレイならば逆に本など見ずに隈なく調べることも可能
この矛盾が生まれてしまう
もっと深刻なのはダビスタ、これやってる人は解るだろうが
このゲーム本なしでやるなんて無謀
まぁ一般的な知識でやることも可能だけれど、あのゲームをメイチ楽しむには本は不可欠
しかもモンハン本並みの分厚い本が必要になる
と言うことでモンハンもまた100%楽しもうと思うと本が要るんだよね、実は
やりこむ事でデータを覚えることは可能だろうけれど
それが必須ならばそれはそのゲームのプレイへの高いハードルにしかならない
ただそういう状況にあっても多く遊ばれていると言うのは
あのゲームが持つ多様性と本に依存しないゲームの幅の広さがあるのかもしれない
逆にダビスタはそういう幅の広さが無かったのと
ゲーム自体がデータ偽造の対策にとらわれ過ぎてシミュレーションたる平均性を失った為なんですけどね
まぁ極論ジャストフィットって必要ないのかもしれない
と言うかやり込み系の人って実際あまり居ないんでしょうね
そうじゃなきゃ携帯ゲーム機が価格の問題は別にしてハイスペックの据え置き機の3倍も売れるとか在り得ないもん
凝ったゲームを時間を掛けて作るより、簡単に楽しめるゲームをバカスカ出すコトが
現状頭打ちの様相を見せてるゲーム業界の活路なのかもね
私はPS3ユーザーと言う現代の希少種ですから
いろんな意味で凝ったゲームをじっくりやり込みたい人
だからPSPでFFやっててもどんどん進む中でやり残しが在るんじゃないかと不安で仕方ないんですよ