ナデシコ

私にとって今は機動戦艦ナデシコの第3次ブームなのである
第1次は新番放送時ではなく、スパロボIMPACTに登場した時だから2002年
その時点でもう既に5年出遅れていた
その時はスパロボのストーリー上重要だと思ったんでビデオで持ってた知人から借りて一気に劇場版まで見て情報を補完
ユリカ嬢が当時からお気に入りだった。けどまぁスパロボ終了と同時にブームは去った。
第2次は今の住まいに引っ越してCSキッズステーションが見られるようになった時
ちょうど放送中だった、この時は結構熱心に見ていた記憶がある
OP曲、ED曲が気に入ってサントラも買った、劇場版の悲しい感じもなんとなくアリかなって観てた
そして第3次の今、DVD-BOXを購入し繰り返しテレビ版を見て
劇場版に至ってはサウンドノベル化されたものを購入し繰り返し音声だけで聴きなおしたりもしている
また公式に小説化されているテレビ版の邂逅記、テレビ映画間の補完記を購入購読
更には既に絶版であろう各種ムック本をマーケットプレイスで取り寄せて、細部の情報を補完する
そうやって行く中で、あの劇場版の結末の捉え方
あれは飽くまでも続編があるとした上ではアリな結末であって
現状にあっては続編が出ることがほぼあり得ない状況ではあの結末は全く持って中途半端だ
私自身の趣味の問題で言えば若干ユリカ嬢に思い入れが深い
まぁぶっちゃけルリも嫌いじゃない
ただここに至って思うに劇場版を完全にルリ主体に作ってしまった事は間違いだったんじゃないかな
百歩譲ってルリ主体の構成は世間のニーズに応えた形と妥協するにしても
最後のシーンはもっとユリカを使ってよかったように思う
あの人は大事な人だから
とルリは言い、後で追っかけるから行かせてやれと言う事になっている
それは飽くまでもルリ的な思考回路であって
それがユリカであるならそんな悠長な思考回路は働かない、今すぐに追っかけるであろう
あの時点で完結させるならそっちの方が収まりは良かったはずだ
なまじその時点では続編に欲を出したが故にこんな事態になってしまったのかも知れない
とあるユリカ好きのナデシコ同人小説を見る機会があった
そこにはユリカ視点で作り直された劇場版が綴られていた
多少強引なところはあったけれど、見事に完結していた
監督佐藤氏がどこかのインタビューで昔の作品をもう一度云々と語ったとか語らないとか話題になった
実際どうなのかは知らないけどやるならヤルでキッチリした完結が見たい
願わくばユリカの幸福が描かれた作品として。