判断と心情

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/03/25/11.html
決勝、準決勝共に最後はダルビッシュだった
藤川を投入して然るべきシーンのはずであったにも拘らず使われなかった
正直使えなかったんじゃないかと思わざるを得ない
ダルビッシュを起用した事の成否は別にして
今回失点こそ無かったがシーズン中に見るような絶対的な存在たり得る畏怖は感じられなかった
米国の球場のスピードガンハあてにならないのだが、余りにもスピードが出ていなかった
日本では常時150キロ近く出ている彼のストレートだが、良くて140キロ後半
一瞬スライダーかと思うような球速が表示される事さえあったし
これはドームでの1次でもそうだったが球数が多い
ストライクが入らない、空振りが取れない、そんな様子が見て取れた
それでも抑える辺りは経験を積んだストッパーならではの老獪さだろうけれど
原監督の意識の中に、それが通用するのは2次ラウンドまでだったのだと思う
世界戦も大詰めとなると最後を締めるのは老獪なピッチング技術ではなく
真っ向勝負で切って獲れる球の勢いが絶対的に必要と考えていたんじゃないかな
そうなると、今回、もしくはこの時期の藤川ではあの場面使う事はできない
ただまぁ藤川のコメントを聞く限りでは調子自体悪くは無かった様だし
使う場面はもっと在ったんじゃないかなと思わなくは無い