俺ならこう攻める

昨日ハーパーに打たれた場面、その1球の結果だけ見れば沢村の失投
ただ失投になり得る配球指示であったと私は考える
昨日に限らず澤村のストレートはかなりの割数でシュート回転する
寧ろ素人目にはそれシュートなんじゃねぇのと思えるくらいのボール
思うにああ見えて結構力みやすいタイプなのかなと、その勢でボールを引っ掻いてしまい綺麗なスピンが掛からない
とは言っても基本的にストレートのボール回転が綺麗なバックスピンが良いってのは一昔前の理論で
現在では螺旋を描くようなドリル回転がボールの推進力としては最適とされる
そう言う意味では実はシュート回転はそこに至る過程とも考えられるので成長遺憾では武器になる
そんなボールを投げる澤村だからこそシッカリとした配球が必要なんだが
昨日までの登板でカトケンが澤村の能力を引き出せていたかというとそんな感じはしない
防御率が良いのは澤村のボールの威力によるところが大きい
要所できちっとリードしていればもっと防御率は良くなったろうし勝ててもいたと思う
で、昨日のハーパーの打席
あの場面でインコースは必要だったのかどうか
現状シュート回転の癖がある投手、当然ながら力の入る場面、確率としては内に入ってしまう可能性は低くない
であるならば、あそこはストレートではなくスライダーを内に外すくらいの勢いで抉った方が良かった
その上で外にストレートを投げ込めば少なくともHRは無かったのではないだろうか
当然これは結果論な上に机上論、現場判断として行われた配球を無碍に切り捨てる事は出来ないが
確率のスポーツである一面を色濃く持つ分野であるならば、リスクは回避する方向で勝負してもらいたかった
その判断が出来ないというのであれば彼にはもう少し勉強が必要だろう
厳しい事を言えば13年目であの程度では阿部の代わりなど到底務まらない
監督には捕手起用の再考をお願いしたいところである