連続零封負け

F2-0G
澤村の力投空しく連続の零封負け
と言う事になっているのだが、沢村の投球どうしても気になることがある
ちょっと敗戦はさて置きそこを考えてみる
捕手が阿部になって明らかに配球が彼に合う様になって来たのは流石の正捕手
しかし、以前から続く逆球を含む制球力不足は補えていない
今年の日本プロ野球界では投手の防御率が異常なまでに低くなっている
防御率1点台の投手が規定投球回数到達選手でセパ合わせて15人(セ3パ12)
セパの比率についてはDH制の兼ね合いもあるし一概にパに好投手が多いとも言い切れない気はするが
交流戦の状況を見ると、そう言われても仕方ない状況ではある
逆に早い回に失点するとドンドン交代するセにおいて1点台や2点台で留まっている投手も相応評価されるべきである
この状況は少なからず今年から採用された統一球が関係していると思わざるを得ない
アレだけ出ていたHRがGだけじゃなく各球団少なくなっている(一部増えてる球団もある)
明らかに飛ばない、飛んでも失速する、シッカリ捕らえた打球に見えた打球がフェンス前で取られるシーンを何度も見る
そう言う状況で防御率が優秀な選手を見てみれば、去年までだとバットに当てられちゃうと小細工が聞かなかった軟投派の投手がグイグイと防御率を上げている
まぁこれは統一球によって出てきたある意味当たり前の効果とも言うべき事
絶妙のタイミングで投じられたボールが打者のタイミングをずらし当てただけではどうにもならない凡打を生む
去年までは撃ち取ったと思ったらスタンドインなんて不条理がまかり通ってた
それともう一つ、球威はあるけどコントロールに難のある投手
去年までだと球威である程度押し込んで逆に反発力を利用されて安打されていた
それが今年は悉く凡打になっている
澤村の好投はどちらかと言うと後者に当るように見える
現状セパ共に打者が飛ばないボールへの対応が進みきっていない
一部対応してきている選手が好成績を叩き出しているところを見ると
一定以上のレベルにある打者が対応する日も遠くない、そうなってくると澤村の様なタイプの投手は苦しくなる
そうなる前にキッチリとしたプロのコントロールを身につけないと数多居る球威だけの投手に成り下がってしまう
かなりの球威を持っていることは確かなのだから多少球威が落ちるとしても制球にもう少し気を持って行くべきじゃないのかなぁ
まぁランナーなしでもセットで投げてる辺りは気をつけての事だとは思うのですがね