小説版BLEACH ? ?〜本当は漫画で描くべき所

BLEACH Spirits Are Forever With You I (JUMP jBOOKS)

BLEACH Spirits Are Forever With You II (JUMP jBOOKS)

破面編と完現術編の間のお話、主に観音寺が活躍するお話
後書きに寄れば今回の小説家を担当した成田氏が観音寺がお気に入りのようだ
若干無理クリねじ込んでる感は否めないが、話の辻褄は上手に刷り合わせてあって面白い
殆ど新しい要素を出さずに、既存の要素を上手に組み合わせて
本来は漫画の方で当時キッチリ描いて在るべきであった話の不合理を補完
特にBLEACH読者最大の謎だった剣八が一護にまけた理由を力技だけどちゃんと説明した
あれは小説家に当って久保氏の意見も組み入れての物か成田氏のオリジナルか
まぁどっちでも良いけど予想の範囲内でありながらもセンセーショナルな理由付けだった
設定を上手く作る事で時系列上知りえないであろう事も知ってる事にしてしまう力業
そう言う小技に走らずある意味大雑把な話の作り方が漫画版との作風に合ってたと思う