変化球

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20060530-00000073-kyodo_sp-spo.html
まぁ3位の件は仕方ない、勝っていたとは言え2,3位が絶妙の差で控えていた中で
見事にGが交流戦で落ちたわけで、去年の経験がある分Dの方が指揮系統が対応できたので
苦戦はしても去年ほどの失速が無いDが順当に2位か
チーム状態が落ちたところでの交流戦で勢いに頭打ちされたのがでかいけど
巻き返しは可能だろうし、辛抱強く見ていこうさ


さて、昨日のテレ朝での球種問題(私が勝手にそう思ってるだけだが)
担当の言うところの『ナックル系』に関して
ナックルってのは投球時の握り方の特徴を称して付けられた変化球の名前
つまり、ナックルはナックルでしか在り得ないので『系』は存在しないのである
当然、投げる投手によって球速は違う
メジャーで有名なナックルボーラーティム・ウェイクフィールド』の投げるナックルは100km/h前後
投球のほとんどがナックルでその不規則な変化で打者を翻弄する
我がGの誇るナックルボーラー前田幸長の投げるナックルは130km/h後半を記録する
揺れは少ないが確実に揺れて落ちる、他の変化球、直球とのコンビネーションで決め球にもなるしカウント球にもなる
どちらにせよ、ナックルに派生は無い
唯一、ナックルカーブという変化球があるが
これはナックルとほぼ同様の握りで投じられるものの、投げ方は別物
指で弾く事による回転でボールを変化させる、つまりナックル特有の非回転運動による変化とは違う
つまりこれを以って『ナックル系』とは言わない


このように、ナックルという変化球の特性を知っていれば『ナックル系』などという呼称は在りえない
無理やり『系』を付けるなら『落ちる球系』ぐらいだろう
ナックルは投げる人も少ないし、変化が不規則なため、よく魔球と称される
ダルが試合前に言った『魔球』ってキーワードに過剰に反応した結果であると考えていい
ただナックルの不規則な変化は当の昔に科学的実証が済んでいるわけで
投じている方にしてみれば、変化こそ不規則だが投球は理に適っているのである
ダルがどのレベルで習得しているかわからない、いわんやナックルであったかどうかすらハッキリしない
テレ朝のくそ中継ではそれらしい投球のスロー再生も無い
スローで確認もしないで『ナックル系、ナックル系』と馬鹿が騒ぐ
変化球って野球を投手側から深く見る時には重要なファクター
放送する側にもう少し勉強してもらいたい感じがします