敗者の弁 #giants

昨日のCS敗退を以ってGの2011シーズンは終了
2年連続のリーグ3位という成績は世間一般に言う所の戦力比を考えるに良い結果とは言いがたい
今シーズンは結局最後まで波に乗れなかった、と思う反面負けた気がしないシーズンでもある
対戦成績を見ても負け越しはYSにのみ、優勝したDにも勝ち越している
それで結果3位、YSと1ゲーム、Dと4ゲームの差
昨日の試合を見るまでも無く打の決め手に欠けたシーズンと言わざるを得ない
その決定的要因はラミレスと小笠原の両名
不振と怪我のミックス要素、結局ラミレスは来期契約せずに退団となった
穴を埋めるに足る若手の台頭が嘱望されたが
結局昨年すでに頭角を現していた長野がその実力をタイトル奪取という形で明確にしたのみ
地味に藤村の台頭はあったものの、飽くまでも守備と小技の部分でだけ
中核を成す事に期待が持てる選手の台頭がなかった、かと言ってベテランの奮起も乏しかった
打撃面に関しては来期は長野の継続的成長は確実として
坂本が昨季までの飛距離を忘れ自らの打撃をコンパクトに出来るかが焦点になるだろう
投手陣は明暗くっきり、今シーズンから導入のボールは実は投手にも大きく影響を与えていた
あのボール飛ばない事に注目されてるけど、思ったより曲がるらしい
その影響を悪く受けたのがGで言えば東野だった
かれは器用な方じゃないので基本的に思い切り投げる事で制球を保っていたのだが
彼の変化球の生命線足るスライダーが去年までは思い切り投げて丁度良かったのが
今期曲がりすぎてしまう、カウントを取ろうとして投げて外れる
三振を取りに行ったボールが曲がり過ぎて見送られる
加減の効かない投手が無理に加減しようとして上手く行くはずもなく
結果的に行き当たりばったりで良かったり悪かったり見たいな投球になってしまった
そう言う意味で内海は変化球を上手に使った結果今シーズンの好成績に繋がっただろう
驚くべきはルーキー沢村である、どう見ても器用な方には見えない
コントロールが抜群に言い訳ではない、ただ悪くはない
ただ言われてる以上に球威があった、それは球速に見られるストレートだけじゃなく
変化球に置いてもその威力が保持されていた、これは驚嘆に値する
またその球威が後半まで衰えない、試合の後半だけじゃなくシーズンの後半まで衰えなかった
この辺は大学までにキチンと基礎体力、主に足腰の鍛錬を抜かりなく行っていたから
多少のコントロールの悪さ、多少の変化球の切れの悪さ曲がらなさを全て球威で補った
その辺のアバウトな部分が悪い方に振れて痛打されることもあった今期だが
後半にはそれも修正されてきた傾向が望めた、来期は更にやれるのではないだろうか
そこは来期大きく気体の持てる部分です


来期の予想はまたキャンプ前にでもしましょうか