配球の変化 #npb

昨日の試合で待望のチーム初本塁打が出たGだが
現状12球団で見るとBuが未だ0本、Cも1本で最多がTの9本となっている
昨年来の飛ばないボール、と言うか以前のが飛び過ぎだっただけのような気もするが
それにしても昨年は随分なHRの減少が見られた
そんな中一人打ちまくったL中村選手だったが今年は開幕カード3戦目で1本出たが以降音沙汰が無い
彼自身の不調もあるのかも知れないが、昨年の状況から打撃面で各球団対策を講じてきているわけで
それなりに対応策は出来てきているはず、ただ逆に打撃面での対策が進めば
当然の事ながら投手側も更なる向上が図られるわけで
物理的にボールが投手側に優位な物であるならば、同時に対策して行けば投手が我が優位
今年は打撃面を上回る投球面の向上があるように見える
というか、G戦、主に日テレ系のテレビ放送を見ると配球表示が見られるわけだが
素人目にも明らかな外中心、中心と言うよりほとんど外角にしか投げてない
インコースで体を起こす事すらしない場面が多々見える
セオリーとして外角球は打者から遠い球でありバットが当り難いもしくは届かないコースなので
困った時に外角低めに投げられるコントロールを持つ事は投手の生命線だったりする
しかし、そんな外角球もそこばかり投げ続ければ
通常そんな攻めをすれば打者は強く踏み込んで打ってくるわけで痛打回避には繋がらない
ところが今シーズンその攻めが在る程度通用している傾向がある
外にメイチで投げておけばヒットは打たれても本塁打は無い
結果的にHRバッターの単打が増えている傾向がある
つまり文字通りに外角球は大怪我しないコースになってきている
ヒットさえ許されない状況も当然ある、そう言う場合に仕方なく内を攻める
そう言うときに痛打、つまりHRが出るように思える、なので今シーズンソロHRよりツーラン以上が多い
まぁ4種の内の1種対3種なので一概に比較は出来ないので飽くまでも印象だがそんな傾向が見える
これ突き詰めるとHRで大量点喰らうくらいならヒットで済ませる方が得と成るわけで
投手がインコース全く投げなくなったりするんじゃないかと思ったりもするが
まぁそうは成らないのが野球の面白いところでもある
投手にしても野手にしても自分に有利な部分は徹底的に突き詰めるのが日本の野球
昨年来の投手優位の状況で投手が我が確立しつつある配給による痛手の軽減
この辺を打撃側がどう捉えて対応するか、単だオーライの配球をしてくるならば大きいのを捨てて確実に捉えに行く手も無くはない
その辺は割り切り方次第、そう言う意味でそれが一番出来てないGが苦戦しているのも解るような気がする